特急スーパー白鳥 青函トンネル内で床下モータから発煙 旅のあれこれ

 
2015年4月11日掲載
特急スーパー白鳥 青函トンネル内で床下モータから発煙 旅のあれこれ

4月3日、本州と北海道を結ぶ青函トンネルで函館発新青森行きの特急スーパー白鳥34号(789系、6両編成)の5号車床下から発煙し、乗客124人が地上に避難した事故。青函トンネル内で初めて乗客がトンネルから避難する騒ぎとなり、最近何かと問題の多いJR北海道が運行する車両であったこともあり、ちょっと話題になっています。

最終報告はまだまだ先になりそうですが、果たして原因はなんなのか?

JR北海道の調査によると、床下から発煙した5号車(先頭から2両目)のモータ制御装置(主変換装置)の故障を知らせる警告が、函館を発車してから計3回、運転席に表示されていたとのことです。いずれも数秒で異常が解消されたとして運行を続けたとのことですが、「モータへの配線が焦げるような電流が流れる状態=異常状態」であり、「数秒で異常が解消された」ということは、主変換装置は、故障発生が運転席に表示されたとき以外は、正常に動いていたということです。

JRの発表では、「過電流の状態でモーターが動き続けていた可能性」を指摘していますが、主変換装置には今のところ異常は見つかっていませんし、モータに想定を超える電流が流れた場合はすぐにモータへの送電を止めるシステムになっていると思います。JRの発表には疑問点が残りますね。主変換装置の制御部のコンピュータが一時的に暴走すればあり得なくもないですが、青函トンネルまで列車はちゃんと走行しているので、可能性は低いような気がします。何か他に原因があるような...原因究明が待たれますね。

話は変わりますが、この789系、札幌圏では快速エアポートとしても運用されており、私も北海道に行ったときは新千歳空港から札幌まで、わざわざ狙ってこの車両に乗っています。札幌までは快速なので特急料金なしで特急車両に乗れ、かなりお得です。789系エアポートの見分け方は「旭川行き」エアポートに乗ることです。飛行機の到着時刻と789系エアポートの発車時刻がうまくあえば、ぜひ利用してみてください。

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