新型プリウスが公開 プリウスライフ

アメリカ・デトロイトで開催中の2009年北米国際自動車ショーにおいて，13日，トヨタのハイブリッドカー「プリウス」の新モデルが公開された。2004年に現行の2代目プリウスが発売されて以来，5年ぶりのモデルチェンジとなる。5月中旬より日本で販売を開始し，その後世界各地で順次発売する予定。

3代目となる今回のプリウスは，現行モデルのハイブリッドシステムの90％以上を新開発。また現行モデルは1.5Lエンジンだったが，新型は1.8Lエンジンとなり，高速走行時の燃費改善が図られている。

主に変わったところをまとめると以下の通り。

・エンジン排気量アップ　1500→1800cc
・モータ出力アップ　68→80ps
・新開発ハイブリッドシステム

さて，肝心の燃費は，米国仕様で約9％の燃費向上が図られているようだ。具体的には現行19.55km/Lに対して新型21.25km/L。日本仕様ではさすがに現行の35.5km/L(10･15モード)を下回ることはないだろう。

Yahooのコメント欄などを見ていると，プリウスは製造時のCO2排出が通常の車より多く全くエコではないとか新型は排気量アップされてるからエコではないとかいろいろ書いてあるのだが…。論点はそこではない気がする。

プリウスをはじめとするハイブリッドカーの開発で培われた技術がどれだけ将来の電気自動車や燃料電池自動車開発のために必要かということが重要ではないだろうか。

不況で大変な時期だとは思うが，将来のためメーカー各社には頑張ってもらいたいところだ。