鹿児島の鉄道事情 part2 旅のあれこれ

 
2005年11月25日掲載
鹿児島の鉄道事情 part2 旅のあれこれ

先日のエントリー「鹿児島の鉄道事情」の続きです。

都市圏の方にはあまりなじみがないかもしれませんが,南九州の鉄道はほとんどが単線区間です。

単線区間では,上り列車と下り列車が同じ線路を利用して運行されています。ちなみに,上り列車と下り列車が別々の線路を使っている区間を複線区間といいます。運行列車が多い線区や新幹線などは複線になっていますよね。

関西地区などでは,上り下りで4つの線路が敷設されている複々線区間もあります。普通列車用の線路と快速・特急列車用の線路を分けているんですよね。初めて見たときはびっくりしました(^^;

さて,南九州など,どちらかというと田舎に多いこの単線区間。私たち利用者からみれば困ったモノなんです。

一番の問題は「ダイヤの乱れ」。単線区間では駅で上り列車・下り列車が行き違います。こうしないと線路上で正面衝突してしまいますので……。ということは,もし下りの列車が遅れると,行き違いの駅で下り列車を待っている上りの列車も遅れるということ。すると次の駅で遅れた上り列車を待っている別の下り列車も遅れて……。といった具合で,ひとつの列車の遅れがどんどん他の列車に影響を与えてしまうのです。

私が毎日利用している日豊本線は,こんな感じでしょっちゅうダイヤが乱れます。むしろダイヤ通り運行できることが珍しいぐらい
(--)

そのほかにも,行き違いのために駅で「待つ」という時間が必要になります。列車によっては,同じ駅で10分ぐらい止まっていることもあるんです。少しでも早く目的地に着きたい乗客にとっては,これがけっこうイライラする時間なんです。

需要や費用の問題がからんできますので,私たちが利用する路線の複線化は難しいと思います。せめて駅での行き違い待ち時間がなくなってくれればね……。ダイヤうまく組めばちょっとでも減らせると思うんですが。

JR九州さん,来年のダイヤ改正ではぜひお願いしますよ。

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