今年9月に九州を襲った台風14号で線路が寸断され,全面運休が続いている宮崎県の第三セクター「高千穂鉄道」。被害の少なかった区間での部分的な運行再開も断念し,廃線となってしまうようです。
もしかしたら廃線になるかも……。と思っていたら本当になってしまいました。
運行再開には巨額の費用がかかるようですし,ローカル線ですから経営も赤字……。同鉄道の筆頭株主である宮崎県のほか,出資している沿線自治体の大半が廃線論に傾いており,廃線が不可避の状況のようです。残念ですが,しかたのないことなのかもしれません。
宮崎県北部の延岡と,神話の里高千穂を結ぶ高千穂鉄道。天岩戸駅と深角駅の間にある高千穂鉄橋は,鉄道橋としては東洋一の高さを誇り,高千穂鉄道のハイライト。この鉄橋の上からは高千穂ならではの渓谷美と,四季折々のすばらしい景観を見ることができました。
もうこの鉄橋を列車が走ることはないんですねぇ。。。廃線前に一度乗っておきたかったです。