JR九州 フリーゲージトレイン耐久試験 旅のあれこれ

 
2014年11月13日掲載
JR九州 フリーゲージトレイン耐久試験 旅のあれこれ

新幹線と在来線のレール幅の異なる線路を行き来できる"夢の列車"、フリーゲージトレイン。10月から九州新幹線や鹿児島本線で、新型試験車両を使った最終段階の耐久走行試験が始まった。

そもそもフリーゲージトレインとは?

軌間可変電車 - wikipedia

フリーゲージトレイン(Free Gauge Train:FGT)は新幹線と在来線の線路を両方走ることのできる列車のこと。

私鉄は例外もあるが、全国のJR線は以下の線路幅。

・1435mm(新幹線)
・1067mm(在来線)

線路幅に違いがあるため、新幹線と在来線はそのままでは直通運転ができず、駅での乗り換えが必要になる。新幹線と在来線の直通運転を行っているJR東日本の秋田新幹線、山形新幹線は、新幹線が通る区間の在来線の線路幅を新幹線と同じ1435mmにするという大胆な手段で直通運転を実現している。

そんなめんどくさいことをせずとも直通運転が可能となるのが「フリーゲージトレイン」。列車の車輪の間隔を自由に変更できる特殊な台車を装備しているため、軌道可変装置というレールを通過することによって、車輪の間隔が変わり、新幹線と在来線を自由に行き来できる。

今春、このフリーゲージトレインの新型試験車が完成し、九州新幹線、在来線(鹿児島本線)、新八代接続線(軌間可変装置を設置)の3区間にて耐久試験が行われることになった。3年間で60万キロ、地球15周分に相当する距離を走り込む計画だ。

フリーゲージトレインはその複雑な台車の構造や、在来線の車体幅で新幹線の性能を持つモータや制御装置を搭載しないといけない制約から、まさにメーカー泣かせの車両。技術者たちの努力とひらめきと努力と努力によってプロジェクトが進んできた。営業運転まであと一歩。日本の鉄道技術のさらなる進歩に期待しよう。

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