山陽・九州新幹線直通運転で合意 旅のあれこれ

 
2007年10月22日掲載
山陽・九州新幹線直通運転で合意 旅のあれこれ

2011年(平成23年)春に予定されている九州新幹線全線開通に合わせ,山陽新幹線と九州新幹線(新大阪~鹿児島中央間)の直通運転が実現することになりそうだ。

17日に発表された合意内容によると,今後JR西日本,JR九州の両社で相互直通運転用新型車両の開発に着手。直通運転が実現すれば,新大阪から熊本まで最速3時間20分前後,鹿児島中央まで4時間前後で結ばれることになり,既存の航空路線との間でパイの奪い合いになることが予想される。

飛行機利用の場合,鹿児島市内からリムジンバスで1時間。鹿児島空港で30分。フライト1時間。伊丹空港で30分。大阪中心部まで30分と考えると,所要時間は3時間30分。ただし飛行機は乗り換え,空港内での移動,手荷物チェックなどお世辞にも気軽に乗れる乗り物とは言えない。対して,新幹線は気軽に乗れて1時間1本ペースの運行(予定),しかも乗り換えなしという強みがある。

運賃設定次第ではあるが,おそらくかなりの人数が新幹線に流れるだろう。

新型車両はN700系をベースに開発され,8両1編成。九州新幹線やひかりレールスターと同じ片側2席(1列4席)を基本とした座席配置になる予定。車両幅の広い新幹線といえど,さすがに1列5席はきついもの。レールスターや九州新幹線のいいところを引き継いでくれるようだ。ちなみに,グリーン車が設置されるのかどうかは未定とのこと。

また,鹿児島中央から東京までの直通運転は現時点では計画されていない。ここまで長距離になるとどう考えても飛行機の勝ちなので仕方がない…。

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