台湾ぐるり一周5日間 Part11 旅行記

 
2006年11月26日掲載
台湾ぐるり一周5日間 Part11 旅行記

台北駅のホームは地下2階にある。おそらく地上では場所が取れなかったのだろう。台北駅はそれなりに大きな駅舎なのだが,人はあまりおらず,東京や新宿のような騒々しさはない。

列車のきっぷを記念に取っておきたかったのだが,「きっぷもらっていいですか?」なんて中国語で言えるはずもなく,きっぷはあえなく没収。外国の鉄道に乗るなんてめったにない経験だったのに残念…。

さて,台北に戻ってきた。台北は台湾第一の都市で,人口は約300万人。台北中心部の道路はものすごく混雑していて,ラッシュ時は身動きが取れないらしい。

まず初めに,蒋介石の記念館らしきところを見学する。ぽつぽつと小雨が降ってきたのだが,傘はスーツケースの中。傘というものは手元にないと持ってきた意味がまったくない。

建物の中に入ると,目の前に蒋介石のバカでかい像がそびえる。ここまで大きな像を造った目的がよくわからない。こりゃ資源の無駄…?

ガイドさんの説明によれば,この像は西の方角,すなわち中国本土のほうを向いているらしい。

この理由には,蒋介石率いる国民党軍が共産党軍に敗れ,台湾に逃げていったという歴史的な背景がある。1949年のことだ。この像が中国本土を向いているのは,(いつかは中国本土に帰りたい)という蒋介石の望みをあらわしているんだそうだ。

蒋介石像
蒋介石像

像の両脇には,空軍の兵隊さんが直立不動で立っている。微動だにしないので飾り物と間違えてしまったほど…。

(勤務の途中でトイレ行きたくなったらどうするんだろ…?)

とくだらないことを考えてしまう。

その後,台湾外務省の免税店へと向かう。

トルマリンの200倍の効果があり,肩こりにばっちり効くという「金髪水晶」のブレスレットがおすすめ品らしい。なんと水晶の中に細い金が入っている。天然モノなんだとか。特売品で5,000円から販売されていた。

このブレスレット,ガイドさんお墨付きの逸品。ホントに効くのかどうかわからないが,珍しかったので1個買って帰ることにした。海外旅行ではついつい金遣いが荒くなってしまう。

あとから知ったのだが,こういう針のような金属が混入している水晶は「ルチルクオーツ」と呼ばれ,強力なパワーストーンらしい。しかも日本で買おうとすると異様に高い。もしかするとお得な買い物をしたのかもしれない。

夕食は石鍋料理。こんにゃく,えのき,コーン,里いもなどなどを石鍋でグツグツ煮た料理だ。簡単に言えばただの「ごっちゃ煮」なのだが…。うーん,おいしくないわけじゃないんだけど,そこまで食べたいものでもないという感じだ。

バスは大渋滞の高速道路をのろのろ運転で走り,やっとホテルに到着。今日はホテル側の都合でツインの部屋が空いていなかったらしく,特別にとても豪華なトリプルルームに宿泊!2つの部屋の壁を崩してつないだ部屋らしく,普通のツインルームの2倍ぐらいの広さだ。最終日のホテルでこんな体験ができてよかった。

明日はいよいよ最終日。寝る前にスーツケースの荷物整理をする。毎晩ぐちゃぐちゃに詰め込んできたのできちんと入れなおすのが大変…。ちゃんと入りきるかこれ?

前のページ  次のページ  旅行記トップページ

スポンサード リンク


コメント (掲載されるまでしばらくお待ちください。)




コメント内のURLは自動的にハイパーリンクに変換されます。HTMLタグは利用できません。
トラックバック (掲載までしばらくお待ちいただく場合があります。)
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.arahabika.com/mt6/mt-tb.cgi/383
Copyright (C) 2005- La Partenza All Rights Reserved.
since 2005.06.28