台湾ぐるり一周5日間 Part9 旅行記

 
2006年11月24日掲載
台湾ぐるり一周5日間 Part9 旅行記

2004年9月9日(木)

きのうのバスの旅で寝まくっていたせいで夜はまったく眠れず…。そして朝起きるのはつらい。

寝起きのまま行った朝食はいつものバイキング。ただ今日は「肉まん型カスタード風まんじゅう」が蒸し器のなかにどっさり置いてあった。試しに食べてみるとけっこういける味!鹿児島の銘菓「かすたどん」のケーキ部分を肉まんの皮にして甘みをちょっと抑えた感じだった。(かすたどんを食べたことがない人にはわかりづらいかもしれないが)

いつもより30分早く,8時にホテルを出発。まずは花蓮名産,大理石の工場見学に行く。

工場といっても大規模なものではなく,どちらかというと田舎にあるちょっと大きめの古い工場という感じ。建築材になるという大理石の板や掘り出したままの原石,研磨する機械などがあちこちに置いてあった。観光プランになぜ工場見学が組み込まれているのかちょっと謎。

昨晩の影響であまりにも眠かったので,申し訳ないが説明もほとんど耳に入らずにあくびばかり…。案内してくれた方には申し訳ないことをした。

そして今回の台湾観光のメイン,太魯閣(タロコ)渓谷へ向かう。

途中から道がどんどん狭くなり,峡谷に沿って造られた道を進む。台風・大雨ですぐに落石が起こるらしく,今日も道路の右側半分が崩壊している箇所を通る…。もし自分たちが通ってるときに崩壊すればバスごと谷底へまっさかさま。ここが日本だったら確実に「落石危険!通行止め!」か「道路崩壊の恐れあり 通行止め!」にするような道だ。

こんなところを観光地にするのだから,台湾政府もやり手というかなんというか…。ある意味すごい根性だと思った。

ときどきバスから降りて歩いて峡谷見学をする。転落防止のさくがついているのだが,さくの反対側は絶壁。スリル満点の景色をみんな楽しんでいたが,添乗員さんだけは高所恐怖症のよう。さくから1m以内に近づこうとはしない。

そこでガイドさんが鋭いツッコミ!

「アナタ添乗員らしくないね!」

太魯閣峡谷

太魯閣峡谷

戦争で日本軍に入った息子が戦地から帰ってくるのを待ち続けたお母さんの心を想って造られたという伝説がある「慈母橋」という赤い橋を渡り,美しい景色を眺めながらしばし休憩をとる。その後また落石・倒壊の危険と隣り合わせの道を花蓮へと戻る。

それにしても太魯閣峡谷はきれいなところ。日本で言えば黒部峡谷のようなイメージだろうか?これで紅葉があればもっときれいなのだろうが,亜熱帯地方には紅葉はないのかもしれない。

最近の台湾ツアー旅行では太魯閣峡谷を観光するようになっているプランが多いので,台湾に来たときに訪れる機会は多いと思う。(台湾一周プランにはほぼ間違いなく入っている)

ただし,道路崩壊の危険があるので台風のあとに来ることはおすすめしない。というかそういうときは観光中止になるだろう。

その後,昼食と花蓮名産の宝石ショッピング。花蓮では猫目石(キャッツアイ),虎目石(タイガーアイ),蛇紋石などが採れるらしく,これらの宝石は花蓮が台湾最安らしい。しかし安いといってもやはり万単位。なんとかならないもんだろうか…。

ちなみにアクアマリンも安い。台湾は南アフリカと交流が深いようで,たっぷり輸入しているらしい。大きなアクアマリンが10,000円ぐらいで売られていたりする。「これはニセモノではないのか?」と疑ってしまうほど。まぁ保証書付きだから大丈夫!(だと思う)

前のページ  次のページ  旅行記トップページ

スポンサード リンク


コメント (掲載されるまでしばらくお待ちください。)




コメント内のURLは自動的にハイパーリンクに変換されます。HTMLタグは利用できません。
トラックバック (掲載までしばらくお待ちいただく場合があります。)
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.arahabika.com/mt6/mt-tb.cgi/385
Copyright (C) 2005- La Partenza All Rights Reserved.
since 2005.06.28