2005年9月10日
旅行も3日目となりました。最終日の今日は上高地を2時間散策した後，中部国際空港から鹿児島に帰ります。バイキングの朝食を食べ，7時50分にホテルを出発。バスは松本市内を抜け，国道158号線を上高地へ向けて走ります。
国道158号線は福井県福井市と長野県松本市をむすぶ全長約250キロの道路です。昔は3つの急な峠を越える大変な道路でしたが，現在では峠をショートカットするトンネルが整備され，容易に通行できるようになりました。また，松本から上高地に向かう途中には梓川（あずさがわ）をせき止めるいくつものダムがあります。ちなみに，このうちの奈川渡（ながわど）ダムの堰堤を国道158号線は走ります。高所恐怖症の人には恐ろしい場所かもしれません。
松本から1時間ちょっとで，山の中にある上高地への分岐点にたどり着きます。ここから上高地方面はマイカー通行禁止となり，バスかタクシーしか通れません。釜トンネルという急勾配のトンネルを抜け，しばらく走ると上高地の入り口，大正池です。この釜トンネル，以前は狭くて暗くて陰気臭いトンネルだったのですが，数年前に新・釜トンネルが開通。急勾配に変わりはありませんが，以前よりずっと通過が楽になりました。
大正池でバスを降り，上高地のシンボル「河童橋」まで3.3キロのウォーキングです。自然探求路と呼ばれている遊歩道を，自然と触れ合いながら歩きます。途中，野生のサルやカモに出会いました。上高地一帯は中部山岳国立公園に指定されており，手付かずの自然がそのまま残されています。文字で説明するのも味気ないので，このあたりの写真を見てお楽しみください。でもやっぱり写真では上高地の良さは伝えられないものです(^^; 機会があったらぜひ足を運んでみてくださいね！
大正池のほとりだと思います。
遠くに穂高岳を見ることができます。
梓川と穂高岳のコラボレーション。河童橋より